?スーパーサバイバーの人々?

水曜日に雨の中、女性だけのスーパーサバイバーグループがありました。

このグループは不定期に開催されています。
みな、幼少期から深刻な環境を生き抜いてきた方達で、現在の比較的表面的には安定した生活の一方で、過去のフラッシュバック、人間関係や出来事の独特な解釈のために、こころのズレやゆがみ、違和感を抱えて生きている方達です。

孤独の中で痛みや違和感を抱えることはつらいことです。
互いの状況や問題は異なっていても、違和感を批判される不安なしに皆で共有できることは、暖かい安心感につながります。

「自分はなぜ健康な人たちと違うのか」「どうも私の家族は相当変わっている。どこかおかしいことを認めるのはつらい」といった気持ちは、ほとんどの参加者の方達で共有できます。

その中でも、スーパーサバイバーともいえる人たちは、「逆境をこやしにして自分スタイルを築き上げた」ともいえるような人たちです。
「自分が人と違うのはしょうがない。自分しか自分を助ける人はいないから自分でやろう」「自分の子育ては、親のようにさえしなければいいという指針があるのでまあまあだろう」「この苦しさが終わるとかそんなことはなくて、我慢するのではなく、なるようになるのをただ受け入れる」といった達観ともいえる立場をとられます。

彼らは、トラウマから距離を置いて生活し、誰のせいとか、自分が悪いといった攻撃性にはもう慣れていて、そのネガティブなサイクルに足元をすくわれることはありません。でも、今の自分の立ち位置を確認することで安心したい。

グループをしながら、こちらのほうが学ばさせていただく貴重な機会になり、いつまでも彼らの話を聞いていたかったです。困難から学んでいる人たちは、みな美しく素敵な人たちです。